« 出発会そのに | トップページ | プロデューサーズ »

2006/04/22

鴨居玲〜私の話を聞いてくれ〜

鴨居玲〜私の話を聞いてくれ〜

へろへろになりながら起床して広島に行く。名目は師匠のお見舞いですが、この展覧会が見たかったのもあるのです。早い時間にもかかわらずKさんとsueちゃんと合流できました。いろいろいただいてしまって嬉しかったです。師匠は退院もカウントダウンで、以前よりお元気になられたみたいで何よりでした。退院したらゴージャスにフレンチなんかに行きたいっスね!分かれてバス停に向かうときに雨が降り出す。もうちょっともってくれたらよかったのになあ。久々にパセーラに行きお昼はカレー。飲みの翌日で胃が動かないときって辛いものが食べたくなりませんか!?相変わらずタンドールのナンは美味しゅうございました。sueちゃんとお別れしてひろしま美術館へ。
「鴨居玲 ~私の話を聞いてくれ~」没後20年記念展
私が鴨居玲の作品を見たのは、たぶん安井賞展かなにかの記念企画展と池袋の西武アートフォーラムであった没後5年の「心酔・醒醒の画人」展だったと思う(同時期開催だったような・・・)。教授に勧められたのかもしれないけど、たぶんあまり意識せずに入って、すっかりファンになった。自画像が多く、ゴッホと同じ匂いのする人だと思った(ゴッホも好きなんです)その当時は没後5年だったせいか、あまり彼の死の原因について多くは語られていなかったようで、出入りの画材屋さんに死の真相を聞いて「ああ、やっぱり」と思った記憶がある。人間を描くことに生涯をかけた人で、どの絵からも生と死の狭間でもがく人間のエネルギーが感じられる。私が当時老人ばかり描いていたせいかもしれないけど、鴨居玲の絵の老人たちはみな生きていてすばらしかったと感じた。あの時期に出会えてよかったと思える画家の一人であった。
今回の作品展は初期作品がかなりあって、シュールリアリズムに傾倒していた当時の作風を知ることができた。パステルの作品もよかった。参考になるものがたくさんあった。そういう過程を経てあの作風に行き着いたことや、当時の苦労を感じさせる展示方法で、鴨居玲が好きな人にはとてもよい展覧会だったと思う。ひろしま美術館では「没後10年展」もあって、そのときも私は行ってよかった思ったけど、今回の展覧会はなぜ彼が死ななければならなかったのか、ものすごく分かりやすく展示してあった。「もう描けない」という怖さを充分に感じた。
そうだ、時間がなくて見ることができなかったのですが、ひろしま美術館のティーラウンジに、どうも鴨居玲の絵がかざってあった。窓越しに見たのでよくわからなかったけど、もっと近くで見たかった~!時間があればお茶ついでにじっくり見たかったなあ。まあ、大満足の美術展でした。3冊目の画禄を買っちゃうくらい・・・(笑)
でっかい豪華版完全収録画集にも惹かれたんですが、いかんせんよんまんえん・・・自宅のふすまに描いた絵が大迫力です。機会があれば見てみてください。

|

« 出発会そのに | トップページ | プロデューサーズ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鴨居玲〜私の話を聞いてくれ〜:

« 出発会そのに | トップページ | プロデューサーズ »