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2007/01/27

マリー・アントワネット

マリー・アントワネット
久々の舞台は博多座の「マリーアントワネット」でした。「ベルばら」を想像して行くと肩透かしにあうよという評判だったもんで、期待せずに行ったのですが、結構力技で泣かされました。以下ネタバレ有りです、ご注意を。

「エリザベート」と同じスタッフというので、どーなのかしらと思ってまして、前半はまさにそんな感じでした。「エリザ」は主人公に感情移入しにくいミュージカルだったので、そのへんが不安だったの。マリー・アントワネットとマルグリット・アルノーの二人のM・Aを中心にフランス革命を描くというのが大筋ですが、涼風真世さんのアントワネットがまあ、前半はそりゃ愚かな貴族の見本みたいな人で、タイトルロープなんだけど、この人に肩入れすることってないだろうなーと思ったものです。マチネのマルグリットは新妻聖子さんで、安定感も出てきてすてきでしたし、土井裕子さんもよかったし。しかし、怒涛の後半で一気に巻き返されました。さすがフランスの女王!ジェットコースターのように落ちて行くわけですが、凛としててかっこよかった~!いつの間にかアントワネットに一番感情移入してました。力技で泣かされた感じ。楽が近くて役者さんたちも気合が入ってた感じでしたし、期待してなかった分感動も大きかったですよ。最後に処刑前の姿でカーテンコールに現れるところもかっこよかったなー。しかし、涼風さん一体おいくつなんだ!?年齢を感じさせないアントワネット様でした。
 後はルイ16世の石川禅さんもフェルゼン役の井上君もよかったです。座席が上手側通路に近くて、山口さんが至近距離を通ってくれたので「おお!」と思ってしまった。Hちゃんが「人生史上山口さん最接近」と言ってたのが印象的でした。しかし、山口さんの役は果たして必要なんでしょうか?うーんナゾだ。
 博多座のロビーはいろんなものが売っているのですが、ついついロールケーキを買ってしまいました。その後はみなさんでお茶を。フランス革命に詳しい皆様によると裁判のシーンで「なぜあの名台詞を出さないんだ!?」というご意見多数。私は西洋史苦手だったので知らなかったのですが、実際の王妃様もなかなかご立派だったようです。映画のマリーはどうなんでしょうね。
 

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