
出雲大社でお参りを済ませて、私的この旅行の目玉である「島根県立古代出雲歴史博物館」へ。出雲大社のお隣にできた博物館です。こっから師匠とZさんが合流。いやーすごい人でした。
常設展である「島根の人々の生活と交流」「出雲大社と神々の国のまつり」「出雲風土記の世界」「青銅器と金色の太刀」と、映像ゾーン、そして特設展会場に分かれています。入り口すぐに何年か前に発掘された古代出雲大社の3本組柱を展示してあって、もーわくわくです。常設展はとても凝った作りで、あちこちで映像コーナーとかタッチパネルとかあって、いちいち見ていたらものすごい時間がかかります。11時頃入館して、かなりはしょって15時に電車の時間があるから退館したのですが、正直あと1時間は欲しかったです。特設展が「神々の至宝」でこれまた国宝まみれですごかったのですが、もう流し見でしたんで(> <)
やはり圧巻は、古代出雲大社の模型ですね。それぞれの学説に沿って6パターンほどあったのですが、どれも描きたくない(笑)くらいの階段でした。まだまだ説があるみたいなのですが、どれを取っても古代出雲がものすごい力を持っていたことの証だと思います。そしてやはり日本一を誇る青銅器の数々!荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡の青銅器群はすごいです。どうしてこれだけのものを埋めたのか、当時の出雲政権はどうなっていたのか、考えていくとロマンが広がります。私はこれが発掘された当時、現場に行ってことがあるのですが、展示の仕方が工夫されていて、とても見やすかったです。あと「神話回廊」という映像コーナーがあったのですが、古事記の世界をわかりやすく(結構映像としてはストレートに)表現してあったので、あまり日本神話に詳しくない子供さんとかにはいいかも。因幡の白兎とかですね、ええ、結構そのまま・・・(^^;)ここの「世界の神話」コーナーの絵を先輩が描かれているということだったので、それもしっかりチェックしました。あれだけのカットを描くの大変だったろうなあ・・・あんまりいっぱいありすぎてこれまた全部見られなかったです。時間切れ~
画像は神話回廊にあった佐陀神能のヤマタノオロチ面。かっこいいっス。
とても満足して出たのですが、ミュージアムショップにはちょっと不満が~!万が一関係者の方がご覧になるかもと思い、割とマジで書きます。やっぱり出雲に行ったからにはそこにしかないお土産が欲しいですし、歴史博物館に行って尚且つお土産を買おうという人は、割とそのへんを期待していると思うわけです。せっかく日本一のブツをもっていらっしゃるのに、なぜそれを売りにしないのか。絵葉書のたぐいがなかったのとか、青銅器ものが少なかったりとか、何というか「痒いところに手が届かない」ようなラインナップでもったいないったら!東博のミュージアムショップを是非参考に、私たちの物欲を満足させる商品展開を望んでおります。画録(展示ガイド)も通り一遍のことを書いてはいるけど、これらは博物館を回ったら分かることなので、もう少し研究成果とかもあればよかったですね。まあこの商売っ気のなさは出雲の人全体に言えることかもしれませんが。ホント欲がないなあと思ってしまいました。カフェ「阿礼」も美味しそうだったけど、入場者数に対応できてなかったようで今回は見送り。古代米のカレーとかあったんですよ。難波の商人を連れてきたら、博物館前の芝生広場にオープンカフェをばーんと開いてしこたまもうけたに違いない(笑)
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