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2007/06/09

森美術館

森美術館
初ヒルズなので森美術館も当然初ですよ。行こうと思ったら展望フロアーへのチケットもついてきます。最初に展望台で東京見物。360度見渡せて、さすがに高いなあと思いました。さっきまでいた新国立とかミッドタウンが小さく見える~!にょきにょき建ってるビルは最近建ったものらしく全部「ヒルズ」の名がついてるのが笑えるなあ。元麻布ヒルズとか広尾ガーデンヒルズとか一体どんな空間なのかちょっと興味ありますね。
森美術館では「ル・コルビジェ展」をやっていました。建築はあまり詳しくないけど昔読んだ本に「ル・コルビジェの構想した都市」が載ってて、何かのテレビでも見て「すごいことを考える人がいるなあ、でもこんな人口空間に人って住めるのかなあ」と思ってました。今回行って知ったのは、ものすごく環境との調和を考えて設計されていたコト、そして生前でも厳しいバッシングを浴びていたこと、それにも負けずに自分の理念を説き続けたことです。
今回の美術展は多角的にル・コルビジェを振り返るというので、彼が毎日描き続けたという絵を紹介し、アトリエを再現したりしてるのです。美術家としての彼はブラックらと親交があったらしく、キュービズムあたりの感じ。これだけでも大したもので、それと平行して建築家として次々と作品を産み出したエネルギーはやっぱりすごいです。私が見入ったのはやっぱり都市計画。未完に終わったプロジェクト「ソビエトパレス」や「ブラジリア」などがCGで再現されているのですが、なんかすごいとしか言いようがなかったよ。頭がぐるぐる回る感じ。こういうのを作っておきながらサン・ピエール教会みたいな宗教空間もやって彼の頭はどうなってるのか。もうちょっと長生きされてたら実現できた都市やビルももっとあって、評価も変わってきたのではと思いました。後ですね、この森美術館という空間がすごいです。この高さと広い空間を自由自在に使ってる。アパートを再現してるフロアーとか気合入ってるなあ~。なんかまとまらないけどまた来たい美術館です。ここで草間弥生があったんですが、さぞかしものすごい空間になってたんでしょうね。ここでも見たかったなあ!
最後のショップに欲しかった本(デザインと椅子の本)がたくさんあってちょっとぐらぐら。こっからまた歩くのでハードカバーはぐっとガマンしました。それとル・コルビジェが設計した椅子があちこちに展示してあって実際に座れるんですが、これがいい!欲しいなーと思ったら、最後に実売があって、ろ・・・60万・・・そーですか・・・まあまずこの椅子を入れるおうちのお部屋がないんだけどさ。
六本木界隈をぶらついて、新宿でハンズに寄ったりして夜の会に移動。

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