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2007/11/24

モディとジャンヌ

美術館
連休2日目。今日は山口に用があったので家族サービスを兼ねて行きました。車出して。
最初に行ったのが山口県立美術館「モディリアーニと妻ジャンヌの物語」展。
モディリアーニは好きな画家だし、その妻ジャンヌが自殺したのも知ってたけど、今回はその妻ジャンヌのコレクションが発見されての企画展だそうで、知らなかったことが続々。ジャンヌがものすごい美人さんで若かったのは衆知の事実ですが、彼女自身がアーティストでかなりの作品を制作してたようです。タブローはさすがにモディリアーニに一日の長がありましたが、ジャンヌのデッサンや水彩は洗練されててよいなあと思いました。人物は割とモディリアーニに似てたかな。作品はモディリアーニとジャンヌが半々くらいだから、モディリアーニ目当ての人はちょっと肩すかしかもしれません。作品はいいのが来てましたよ。
だけど、この展覧会の目玉はジャンヌが描いた最後の4点につきるのではないかと思うのです。モディリアーニが病院に運ばれて亡くなってから、わずか2日後に彼女は自殺するわけですが(娘を置いて死ぬなんて~お腹に赤ちゃんもいたのに!)彼が病院にいたわずか2日の間に4点の水彩を描くのです。最初の2枚は出会いと幸せなニース時代。そして「死」と「自殺」。その「自殺」を現実にしてしまった彼女。わかりません。若すぎたのか、それだけ彼を愛していたのか。クリエイターとして自殺を選ぶのはどうなのか。なぜあの作品を描いたのか。映画もあるようなので、それを観れば少しは分かるのかも。色々考えさせられる展覧会だったなあ。
常設展で雪舟ありますんで、行かれた方はついでにどうぞ。特設カフェもできてました。サビエルカンパーナが出展中。行きたかったけど、時間的に余裕なかったので次へ。

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