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2008/05/05

南方熊楠記念館

熊
白良浜を回って南方熊楠記念館へ。旅館のおばちゃんから「へーあそこに」という言い方をされましたが、じっくり見るだけのことはありました。日本が誇る博物学者です。
私は本当にちょっとしかこの人のこと知らなくて、今回初めて生い立ちから知ったのですが、(当たり前ですが)すごい人でした。粘菌のことだけじゃないのねー。幼少の頃、和漢三才を写した話は知ってたのですが、見て写したんじゃなくて、覚えて帰って写したって・・・!全105巻あるのに・・・何ですかこの天才は!!
評伝読んでも、イマイチしっくり来なかった理由がなんとなく分かりました。この人のすごさを表現できる人がまだ現れていないんじゃないかと。ある切り口(粘菌学者とか民俗学者とか博物学者とか天皇に拝謁した植物学者だとか)をもってして、熊楠を表すことはできるのですが、それは一面であって、彼の途方のない知識の広がりだとか人間の大きさを表そうとすると、どれも不足なんでしょう。天才って不幸(いや、きっとそんなことにとらわれていなかったんでしょうけど)。ずいぶん昔にアメリカ時代の熊楠を描いた内田春菊さんのマンガを読んだのですが、未完で終わってたような・・・うーん荒俣さんあたりが全30巻くらいかけて書いてくださらないかしら。どなたか面白い評伝ありましたらご紹介ください。
画像は記念館で買った絵はがきです。粘菌キレイ~(^^)写真集もあったんですが、ちょっと高かったので。でもこれ出す人を選ぶ絵はがきだなあ(笑)

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