来場御礼
「少女マンガ3人展」いよいよ本日はトークショーとサイン会の日です。私もボランティアスタッフとしてお手伝いに行くということで9時集合。9時半開館なんですが、もう並んでいらっしゃる方が・・・うおお!みなさん気合入ってるなあ!
最終打ち合わせで、しまったと思ったのは「サインは先生方の著作物に限る」「パンフへのサインはダメ」というもの。すいません前の記事で私まぎらわしいこと書いてしまいました。パンフにサインをもらうつもりになっちゃった方がいらっしゃったらごめんなさい。私が列整理をしている間はそんなことを言われる方はいらっしゃらなかったけど、大変申し訳ありませんでした。
9時半ちょっと前に開館。10時半に整理券配布だったのですが、その頃には長蛇の列になっておりました。各先生方120枚ということだったんですが、青池先生のは早くになくなったそうです。少し追加も出たそうなんですが、昔のLPとか持って来られた方がいらっしゃって「著作物には入らないですかね・・・?」と心配そうにされてました。大丈夫だったかしら。
整理券配布が終わったら、トークショーの準備。もう椅子は並べてたんですが、明らかに足りません・・・(それでも200の予定を300頑張って搬入してるんですけどねえ)お年寄りの方には車椅子などで対応しつつ、熱気で温度の高くなった光庭にて13時からトークショー開始!
インタビュアーの方からそれぞれの先生方に「マンガ家を志したきっかけ」「デビューのきっかけ」「これから描きたいこと・今後の目標」などを聞いていく・・・といった内容でした。
面白かったのが、青池先生、文月先生お二方とも、当時の雑誌には先生方の住所がばっちり柱に掲載されていたので、それを頼りに水野先生の御宅まで直接行って、アドバイスを受けたりしたというエピソード。今では個人情報の関係で考えられませんが、こういうおおらかな時代だったんですね~(^^)そしてそれにきっちり対応された水野先生もすごい方だなあと思いました。
もう一つ「下関との関係」という質問で、お三方とも「海」のエピソードを披露されてました。水野先生は海で遊んだ経験を(あの独創性あふれる創作姿勢ってここからかしらと思いました)、青池先生は通学時に海を毎日見ていたので海を描くのが好きだそうで、海洋ロマンというジャンルを描いたのも少し関わりがあるかもとおっしゃっておられました。しかし青池先生曰く「アシスタントでもやはり海を見て育っていない人は海の絵が下手なので、私が直したりしました」とか・・・うーん青池先生の技量と較べられるアシさんは大変だなあ~!同じ下関出身とはいえ山育ちのワタクシ・・・きっとダメだしを食らう気がします(アシというだけでも恐れ多いですけど)文月先生は出身は下関ではないものの北九州の方なので、やはり海には思い入れがあるそうです。
色々なお話を伺いつつ、関心したのが水野先生の男前っぷり!もう惚れましたよ。質問の一つ一つに的確に、哲学をもって答えられていて、マンガ創世記に活躍された方はやっぱり違うなあと思いました。きっと色々な経験を積んでこられたゆえのおことばだと思うんですよね。石森・赤塚両氏と合作をされた作品も展示されているのですが、あの天才2人にひけを取らないスケールの大きさと広さ!作品を読んでいなかったことが悔やまれてなりません。また再評価されて、たくさんの作品が復刻されないかと思います。エネルギッシュな方でオーラを感じました。
そうそう、水野先生が目のご病気になられたとき、2回ほど原稿を代筆された方が来ていらっしゃったのですが、このお話はまた次の記事で。
トークショーが終わってから、サイン会になりました。15時15分くらいから開始されて、各先生方が丁寧に対応しておられました。一番最後まで描かれたのは水野先生で、美術館も閉館時間を延長して結局17時半までかかりました。先生方本当にお疲れ様でした!
来てくださったみなさんもお疲れ様でした。あまりお相手できずすいません。少しでも楽しんでいただけたかなと思います。また感想などありましたら、美術館の担当の方にお伝え致しますので是非。
早くに記事を上げるつもりが、自分の文章力のなさで遅くなりました。こんな文章ではあのときの熱気と感動を伝えられないと思いますが、来られなかった方に少しでも雰囲気が伝わるといいです。
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