今日は朝からえらいこと暑く、先週の寒波はなんだったんだというような陽気(福岡は25度って、夏じゃん!)。下関マラソンの当日なのですが、これはランナーのみなさんは暑かったろうなあと、午前中は洗濯したり掃除したりネットしたりしてました。原稿もちょっとだけ・・・
午後から画材屋さんが来るというので、アトリエに行ってなんとか受け取り。市内は交通規制の嵐で、去年は渋滞が大変だったそうです。その反動か、今年はみんな市内に寄りつかなかったのか、自分が動いた時間帯は結構空いてました。
その後、硯司(すずりし)堀尾信夫先生のお宅に伺って、いろいろお話。大変勉強になりました。先生は赤間硯を代々作り続けて来られた家の工芸家です。ひょんなことからお声をかけていただき、お知り合いになった次第です。画像は第56回日本伝統工芸展で日本工芸会会長賞を取られた先生の作品。どうですか、このラインと洗練されたフォルム!素晴らしい!!先生のお父様も有名な硯司で、県立美術館にも作品がある方なんですが、とても抽象に理解があって、それがご縁でよくお声をかけていただいています。硯を横にする発想といい、極限まで単純化された線と面といい、職人技に裏打ちされた美術作品のすごさを思い知らされました。
「デッサンの基礎がある人の抽象は、構造がしっかりしており迫力が違う」というお言葉をいただきました。深いなあ。先生は職人としての確固たる技があって初めて、美術作品を創作できるという信念があるそうです。自分も基礎をしっかりしていきたいなと思いました。
先生の作品展がはじまっています。
硯司・堀尾信夫作品展
11月4日(水)~1月10日(日)
10:00~17:00 無料
〒750-0012 山口県下関市観音崎町10-6
やまぎん史料館 3階展示室
月・火・祝日が休館ですのでご注意を(ただし土・日が祝日の場合は開館しているそうです)
先生、あんまりご自分のことを言われる方ではないので、私も全然知りませんでしたよ!こんなブログでもちょっとでも宣伝になるかと思って書きました。私もまだ行ってませんが、これは是非見たいです。先生の初期から近作の硯と参考資料が展示されています。
日本伝統工芸展も、もう全国巡回されています。
詳しくはこちら
近いところだと 1月20日(水)~ 2月 7日(日) 広島県立美術館
2月10日(水)~ 2月15日(月) 福岡天神岩田屋
あたりでしょうか。これはNHKの日曜美術館でも宣伝されたので、ご存知の方もいらっしゃるかしら。先生もちゃんと映像入りで紹介されてましたもんね。この硯は生で360°から見たいと思います。
なんかもうこういう生き方をされてる方とお話できるってだけで刺激になりますね~!素晴らしい先達の皆様との邂逅がこれからもありますように。そして堀尾先生の益々のご活躍をお祈り致します。
お近くに来られたときは是非お立ち寄りくださいね!
さあ、これからちょっと原稿しなければ!メニュ絵くらい更新したいんですけどね。
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