和紙の新世界
3連休初日。今日がシュラバ前ラストランですのでお許しを・・・この美術展、どうしても行きたかったの。
「堀木エリ子の世界展~和紙から生まれる祈り~」
山口県立美術館で12月20日(日)まで。HPはこちら
和紙というテクスチャーには自分がやってる仕事にも関係があるので、昔から興味がありました。堀木さんはOLから和紙作家に転身されたという方なんですが、「和紙文化を守る」という信念にまず打たれますね。六本木ミッドタウンの巨大レリーフとか見たことある方も多いのでは?あと、身近では「サントリー・山崎」の和紙ラベルとか。和紙を現代の建築や文化に反映させるという使命感に燃えて、活動を続けておられる方です。
以前NHKの「人間ドキュメント」を見て、これはすごい人だ!と思い、2004年に松下NAISミュージアムであった「和紙と光のアート展~堀木エリ子の世界~」汐留にも行きました。そのときは、テレビで話題になった15m×30mの「MOON」と「SUN」がメインだったのですが、展示場が狭かったので、スケール感が出てなくて、もっと広い場所で見たいなあと思ったものでした。
それが今回は県美で!これは行くしかないでしょう!
行ってみると、壁一面が和紙だったり、部屋全体が包まれていたり、光の当たり方で表情を変える和紙の魅力が十二分に発揮されていました。柔らかい繭に包まれているようでした。これは写真では分からないと思うので、是非行って見てください!2007年くらいから全国巡回しているのかしら?(前はセゾンミュージアムであったみたいなので)近くに巡回したときは是非。バカラとかドンペリとのコラボや、建築との空間的融合も見ることができます。和紙の可能性を十二分に堪能していただきたくなる美術展ですね。それにしてもいろんなお店でもお仕事されていて、このお店に行ってみたいなあというのがたくさん!和紙っていいですよね~
今回県美も気合が入ってたみたいで、まず2階から始まって、スロープでエントランスに誘導するという凝った動線でした。いつも県美に行かれる方にはそういうところも面白いかも。2Fの常設では雪舟の山水長巻に入れるという企画もやってました。
とてもよかったので画録を買おうと思ったら、画録はないそうで、代わりに写真集があったので、それを・・・と見てみると、わーんジャストサイズの2500円のものが売り切れ!(ちょうど私の目の前で売り切れました・・・!)思いの外今日たくさん売れてしまったそうで。もう片方は6300円なので手が出ませんで(> <)あ、でも12月に山口出張があるので、予約して取り置きしてもらうことになりました。ああ、ちゃんと予定時間に出張が終わればいいなあ。
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コメント
コレいいなあ。
最近、脳みそに刺激を与えてなくって、情けないことに展覧会もほとんど行ってない状態ですが、こういうの、すごい刺激になりそう。
12月20日までかあ。微妙だわ。でもちょっと頭の片隅に置いておこう。
情報ありがとう。
投稿: sue | 2009/11/27 22:29
sueちゃん、コメントありがとうございますv
これ、オススメですよ。なんとか時間取れるといいねえ。
こればっかりは、実物を見ないと伝わらないなあと思いますんで。和紙のテクスチャーを自在に操っている映像とかがあるし、人間ドキュメントも流れたりするので、じっくり廻ると時間がかかるかもしれません。
私が時間が空いていればご案内したいのですが、20日までシュラバってて無理そう(> <)
ショップにいろんな和紙のグッズがあって、こちらも危険でした。来られそうならご一報くださいね。
広島でもいいのやってるので、一段落したr遊びに行きたいものです。みんなでゆっくりお食事もしたいですね~
投稿: MASA | 2009/11/28 12:53