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2010/05/01

GW興行

GW興行
今年のGWは関西方面に。本当は東北もいいね~とか言ってたんですが、この新感線興業があって、もうチケット取っちゃったので(rieちゃんありがとう~!)、大阪近辺のコースとなりました。私とYさんだけ1日から動いて、GW興業を観賞。昼公演だったので、早く出ねばならず、結構ボロボロになって出発いたしました(あ、お礼状はギリギリで投函しました。遅れてすいません)

「薔薇とサムライ」梅田芸術劇場メインホール
久々の観劇で嬉しいです。しかも五右衛門ロックの続編!劇団新感線の30周年記念興業で、中島かずき・いのうえひでのりのコンビ、そして森雪之丞・岡崎司の名曲が22曲も入っている!これは期待もふくらむというものです。

オスカル様
古田新太さんの五右衛門(アタリ役だなあ)と天海祐希さんの女海賊ときたら、もうキャスティング的にドンピシャですよ。天海祐希さんは↑のよーなリアルオスカル様も演じてくださって、中島・いのうえコンビ、わかってるな~と思いました(ポスターもgood!長野剛さんとはやるな!K栄様のラインナップを思い出してしまった)

以下ネタバレにつき折りたたみます。

「五右衛門ロック」もたいそう面白かったのですが、実は北大路欣也さんの存在感と役柄があまりにもでっかくて、そしてどーしても(アニメの)ルパンと被りすぎてしまって、お話的には「平成のTV特番ルパン」(←私的に設定は凝ってるけど、まとまりがイマイチというか・・・)で評価はあんまり高くないのです。

でもって続編はヨーロッパが舞台になるというし、ちょっとミスマッチかな~と思っていたら、これが全然そうではなくて、ここまでぶっとんでしまったら、もうベツモノとして楽しめましたよ。
まず、天海祐希さんを起用したキャラ設定が、ハズしてない!なんかこういうスター性のある役者さんがステージに立つと、もうとんでも設定でも、ちょっと無理展開でも、オッケー!!な気分になりますって!天海姉さん、ますますお美しくて、手指の先までぴしっとしてて、立ち姿だけで惚れますわ~。それをいいスタンスで助けてる五右衛門・古田さんがまたいい男で。つかず離れず、いいタイミングで現れて、カッコイイとこさらって行ってくれます。
自分が好きなのは「舞踏会は戦場」で、ピンチに陥ったアンヌをさりげな~く助ける古田五右衛門。なんかお約束と分かってはいるんですが、こういう展開に弱いです。
後半の戦闘シーンのアンヌは、もうそのまんまオスカル様!「男装の麗人」カテゴリーでHちゃんにオススメしてあげたい舞台でしたよ。

新感線チームとしては・・・
橋本じゅんさんのはっちゃけぶりが今回素晴らしかったです!こう来たか~って感じ。
高田さんも、いつもながらに、正統派サド伯爵夫人(武闘派)で、よかったです。
粟根さん、もう何も言いません・・・ファンの方必見!
カンテとヴォスが今回役柄的にも「連合軍と海賊軍団の応援歌を歌う」ということで、自然に歌に持って行けて、ロックなシンガーな感じがバッチリでしたよ。右近さんの歌唱指導の賜かしら。

客演メンバーもどの方もハズしてませんでしたが、びっくりしたのが神田沙也加ちゃん!なんか吹っ切れた感じの演技で、わーいい役者さんに成長されてるなあと思いました。王子様:浦井健治くんがまたハマッてました!いいわ~ルドルフ王子を演じられたことがあるそうで、なんとなく納得いたしました。山本太郎さんは、メイクがきつくて、途中までどなたか分かりませんでした(笑)でもあの難しい役柄を、しっかり自分のものにしてらっしゃったなあ。あ、もちろん藤木孝さんは、素敵なおじさまでしたよ~

お話的にも素晴らしくまとまっていて、ギャグテイストとシリアスの加減が絶妙でした。どんでん返しっていうのも新感線らしくて、30周年にふさわしい公演でした。
これはゲキ・シネでも観たいなあ。そしてCD買うべきだったかしら・・・まあ次の公演でも買えるしな。
そのくらいオススメの舞台です。未見の方はゲキ・シネで是非!

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