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2010/12/18

あまおうとオペラ座の怪人

あまおうとオペラ座の怪人
金曜ロードショーをうっかり見てしまい、己のクビを絞めまくっているわたくし(T_T)また手が空いたら追記します。

<追記>
画像はローソンのスゥィーツ、あまおうのロールケーキです。うまうまv

それで、蟹を受け取るために早く帰ってきたのですが、つい「劇団四季特別バージョン」というので、金曜ロードショーを見てしまいました。ファントムは高井さんらしいですね。全キャストがテロップされなかったのが残念。
映画は以前見ていたのですが、しばらくミュージカルにも行ってなくて、久々に見たら、やっぱりいいなあと。まあいきなり歌い出すのが、一般の方にどのくらい違和感があるか・・・というのが心配ですが。そして、身内とTさんが指摘していた、「何故わざわざ字幕をつけているのか」・・・は本当に分かりません??

感想・・・は、以前アップしてきたものをサルベージしてみました。いや、あんまり変わってなかったので。
以下折りたたみます。長いです。そして以前の文章は暑苦しいというのがよくわかりました・・・
若干替えてますが、まあほぼそのまんなです。

(今回ミュージカルファンのツッコミばかりです・・・そこんとこ差し引いていただけるといいな・・・)

オークション会場の「落札!」から場面はスタート。
ここでの画面は白黒。オークションは続きます。そしてあのシャンデリアが出てきたところでバーンと画面はカラーに。音楽もあのメインテーマが流れて、もー初っぱなから感動してうるうる来てました(苦笑)やっぱファントム好きなんだなーと再確認!カメラワークも圧巻でオペラ座の素晴らしさが光ります。

そこから名曲の数々に乗って物語は展開していくのですが、ホントーにミュージカルの映画化だから、私らのよーなもう何度も劇場に足を運んだファンは嬉しいのですが、映画が初見の人は一体どういった感想を持たれたのでしょうか?台詞もほとんど音楽に乗ってるし、ミュージカル嫌いの人は違和感あるかなあ・・・(実は始まってしばらくして出て行かれた方がいらっしゃって、そのへんを心配してしまいました)

「舞台か映画か」というのは比べようもないのですが、舞台ならではの劇中劇のおもしろさは半減してしまいましたが、逆に役者さんに対する不安は払拭された訳で、いろいろ考えながら楽しめました。最初の「ハンニバル」のシーンは舞台の方がよかった。あの幕が開いていくシーンとか舞台との一体感が大好きなもので、映画だとどうしても「遠い物語」になっちゃいますからね。
でも「ドン・ファンの勝利」の演出は映画が光りました!劇場では大きなマント姿のせいでギリギリまでファントムの正体はバレないのですが、映画ではもう登場のシーンからバレバレ(笑)ピアンジェと体格が違いすぎるもん~でもみんな分かっていながら彼の才能から逃れられない!役者も観客もファントムの作った作品にのめり込んでいく・・・ラウルは二人のデュエットを聴き己の不遇(芸術のミューズの不在)に涙する・・・という演出はいいなあ。後でパンフ読んだんですが、ラウル役のパトリック・ウイルソンは演技じゃなく涙だったそうです。わかる!
<追記:これ、TVで初見のTちゃんもよかったと言っていました。名シーンですよね>

翻訳は舞台の方が好きですね!「もはや退けない(The Point of No Return)」はやはり名訳です!(この点だけは浅利慶太と尊敬)戸田奈津子さんの訳は正しいかもしれないけど、音楽として韻を踏んで欲しかった。ここが聴きたいばかりにCDを引っ張り出して聴いてます(笑)
「ノートルダム」のように四季キャストが日本語訳を・・・とかいうおまけDVDが出たら絶対買うんですが!でも役者さん達みなさんご自分の声で唄ってらっしゃるので、やはり原語で聴くのがいいのかな。ラウルとクリスティーヌは音楽畑も歩んでいるので分かるんですが、ファントム役のジェラルド・バトラーが吹き替えナシ!というのには驚きました。上手い!!
<今回は四季版なので、聴き慣れた訳でした>

そうそう、映画のファントムはラテン系ですごくセクシーでした。個人的にはもうちょっとオヤジ入ってる方が希望だけど、これはこれでありかと。そんでクリスティーヌはとってもよかったです。揺れ動いている心情を目の演技で十二分に伝えてくれていたと思います。どんどん「大人の女」になっていくところなんかもうゾクゾク。(ラウルはアウトオブ眼中・・・)

しかし、終盤にさしかかるにつれ、「何とかファントムが報われて欲しい~」と思う自分を発見してしまいました。そうなの。舞台を何回見てもあのラストは変わらないの~~~だけど映画なら~~と期待しちゃってる訳ですよ。
舞台だとホントにファントムが可哀想になるときがあるんですよねえ(たぶん役者さんの演技とかによる)クリスティーヌが仮面を取るとき本当に女の残酷さが出たり、キスのとき本当になすがままにされて呆然としているファントムがもうもうもう・・・(特に沢木さんのファントムが自分にとってはそうでした)
だからせめて映画では!!と思ってしまいましたが、基本的にはロイド・ウェーバー版ですから(泣)でも、最後の指輪を返すシーンでクリスティーヌが自分の手にしていた指輪を抜いて渡すシーンに意味がある!と後でRさんに言われてとっても救われました~Rさん補完してくれてありがとう!!

以下小ネタですが
○私の好きなシーン「お稽古ばっかり」と「ドンファンの勝利の稽古シーン(マエストロがいい味を出している)」がなかったのが残念~
○マダム・ジリーが重要ポイントを暴露してくれてびっくり!
○でもそうするとエリックはペルシャに行かないではありませんか!!とスーザン・ケイ版の「ファントム」を思い出して悶々とするワタクシ
○シャンデリアの落としどころが変わっていて、これはとってもよかった!!
○でもそーすると「マスカレード」をする意味が・・・ああロングランだからいいのか!?
○屋上のシーンで、やっぱり馬に隠れているファントムにちょっと泣
○いつも2幕の眠さのピークになるお墓のシーンがエキサイティングでよかったです
○そのくらいで人生に絶望することはないと思うよファントム(全然見られるから)
○エンディングの曲はロイド・ウエーバー??これはいらないような・・・
 <映画では、変な曲が流れたのです>
○この映画が成功して「オペラ座の怪人2」を作るなんて誰かが言い出しませんように!!
<そういう噂があったのですが、どうなったのかしら??>
とってもよかったです!もう1回行ってしまうかも・・・
そしてファントム熱が再燃してくれちゃって・・・ううう舞台行きたくなってきたーーー
最近四季で贔屓の役者さんがどんどん東宝に行ってしまって、実はここんとこ行ってないんですよね。幻の市村ファントムが見てみたい・・・市村さんなら浅利慶太も許してくれないかしら。
(ああ、イギリスのマジェスティック・シアターで、見てみたい~)

今回、TVで初見だったみなさまは、一体どんな感想を持たれたでしょうか?
自分が持っているのは確か村さん版。お声がとってもいいと思います。また引っ張り出そうかな。

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