「琳派・若沖と雅の世界」北九州市立美術館
午後からダッシュで北九州市立美術館でやってる「琳派・若沖と雅の世界」に行ってきました。行きたい展覧会は思った時に行っておかないと、いつ行けるか分からない法則(去年はシーレをそれで見逃したので)
実は本館は初めて行ったのですが、こんな山の上にあるとは知らなかった。雪が降ったら一発でアウトのロケーションです。景色は大変きれいなのですが、ちょっと曇っていたのも残念。
でも、若沖はともかく琳派の作品群と、色紙の掛け軸がとてもよかったので、無理して行ってよかったなあ。
↓は喫茶からの景色
昼抜きで行ったので、空腹に負けてついカレーを頼んでしまった。だってカレー食べたかったんだもん~
以下感想いろいろ
若沖は水墨の鶏が素晴らしいです。お隣に似たような作風の鶏があったのですが、全然迫力が違いました。着彩の鶏は、まだ若沖を名乗る前の若い時代のものだそうで(これがチラシの表紙のもの)、あのバリバリの鶏を期待すると、ちょっと残念な結果かも。でもいろいろ見られてよかったですよ。
個人的には琳派の俵屋宗達と本阿弥光悦の合作(藤の絵で、型押ししてあるの。すごいアイデアだなあ)とか、尾形光琳とか、酒井包一とか鈴木其一とかの辺りが、ストライクでもう眼福でございました。葛と月の絵が欲しかったんですが、何故か絵はがきが売り切れで(T T)これは大元の細見美術館に行ってリベンジかしら(細見美術館は京都にあります)5月にまた作品展に誘っていただいたので、またそれに向けていろいろ描いていくためのヒントをいろいろ頂きました。
・梅・藤・葛・土筆・蕨・・・あたりを描きたいなあ。
冬のコレクション展では、一木平蔵さんの作品群をたくさん見られたり、「白樺」によって紹介された西洋絵画や、またそれに影響された作家たちや、風情のある「冬の風景」や(東山魁夷とかあったので嬉しかった)、荒川修作さんの追悼特集が見られて、結構お腹いっぱいでした。
上下にも左右にも広がりのある美術館構造で、公共の建物百選にも選ばれているそうです。下美の会員カードも使えるし、もうちょっと近くて、交通の便もよければまた来たいですね。家から車だと45分くらいかかるので、県美よりは近いんだけど、もう少し+αが欲しいところですね。
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