萩尾望都原画展
この土日は博多に遊びに行っていたのでした。いろいろなものから逃避ちう。すいませんモロモロは帰ってから!
まずは「萩尾望都原画展」福岡アジア美術館。
東京であった展覧会の凱旋展です(萩尾さんは九州出身)
デビュー作から最新作までをずらっと網羅した原画展。んもう眼福でございましたわ。私は2期からのファンなので、ちょっと出足が遅いのですが。やはり「ポーの一族」と「トーマの心臓」はものすごいインパクトでした。この人の頭の中は一体どうなっているのか・・・よくぞマンガを表現手段に選んでくださいました。そしてそれを明確に意識しているのもすごいなあ。手塚先生の「新選組」を読んで衝撃を受け、マンガ家を志したというのは有名な話ですが、すごい幸運な出会いだったというか、出会うべくして出会ったというか。私は「半神」16頁をリアルで読みましたが、その衝撃はすごかったです。16ページでなんであの話が描けるんだと。「半神」は全ページ展示されてて、今読んでも、いや今読むから余計に来ます。なんという名作!今市子さんは「グレンスミスの日記」でそれをやられて「グレンスミスの呪い」とおっしゃってましたが、まさにそれ。そういえばとりのなん子さんは「A-A’」でやられたそうですね。萩尾先生が少女マンガに与えた影響ってものすごいと思います。
マンガの原画展はつい読みふけっちゃうのがいけません(笑)「トーマ」とか「ポー」とかは長いので、「ああこの続きを読みたい!」と思ってしまいました。まあ家に帰ればあるんですけど。最新作もやっぱりいいですねえ。まだ買ってない単行本も買わねば。
私が大好きな「百億の昼と千億の夜」は阿修羅王とシッタータ太子が出会うシーン(砂漠の見開き点描とかあの一連のあたり)、「スターレッド」は1話がカラーだったので、そのあたりが展示されていました。「狩人は眠らない」の新版が出ていたのは知らなかった。スタジオライフ一連の作品のパネルとかもありました。たぶん私も脳内でマンガ再生してツッこむ口でしょうね。ビーズ本とポストカードを購入。ああ、家に帰ったら読み返さねば。
福岡アジア美術館は面白いものがいっぱいあるところなのですが、待合いコーナーの椅子もアジアの作家さんが作られたものだそうです。この点前のが見た目がごつい割に座ったらほどよくツボ刺激してよかったです。他にも九州大学の卒展とかもあり楽しめました。
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