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2011/04/05

追憶のシベリア・香月泰男展

仕事半分
よいお天気の火曜日、仕事半分で山口まで出張。文化関係だったので美術展に行かせてもらいました。香月泰男展。今年は生誕100年なので、いろいろな企画展が県内あちこちで行われる予定です。やはり目玉は県美のこの展覧会でしょう。シベリア・シリーズ、久々の全点揃い踏み。これから修復にかかるものも多いそうで、しばらくはお目にかかれないかもしれません。
今回は敢えて時代順に展示するのではなく、発表順に展示して、香月泰男の心情の変化や、制作技法がどう変化していったのかがよく分かる展示になっています。
何回か全点は見ましたが、今回の展示だと、だんだん色を取り払っていく様子とか、シベリアを描きたくないと思いながら描かなければいけなかった気持ちが分かったような気がします。奥様や子供達に対する細やかな気配りとかも感じられてよかった。時代がそうさせるのか、戦争というものをいつもよりも感じたように思います。
ちょっと残念だったのが、シベリアシリーズを香月さん本人が語った言葉が添えられていなかったこと。ぽつぽつとはあったのですが、あの文章と絵のマッチングが好きだったので、初めて行った方にはそれも見て欲しかったなあ。「煉瓦大の羊羹が食べたいと思った」とか「運ぶ人」とか「神農」の記述とか、印象に残っています。
常設展示は香月さんと同世代の宮崎進とかがありました。一番奥の部屋は改装中。県美もメンテが必要なのね。
そういえば今マイブームの岡本太郎も生誕100年。戦争体験も同じ。同じような年代に生まれてもこんなに違うのねと改めて思いました。それが作家の個性であり、芸術の多様性なんだと思います。

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