
県立から「ひろしま美術館」へ。徒歩でてくてくと歩きました。
「上田宗箇・武将茶人の世界展」
~「ウツクシキ」桃山の茶 秀吉・織部そして宗箇~
こちらが実は本命でした。お茶やってて、そして「へうげもの」のファンなワタクシ。これを行かずしてどうする!と気合い入れて行ってきました。
モーニングでも宣伝打たれていただけあって(銀座松屋でも展示されていたし)、入ってすぐに山田芳裕先生の絵が!(描き下ろしというか、上田流和風堂に収められている織部と宗箇のツーショット)この日はトークイベントもあったそうで、お茶をされているんだろうなあという着物姿の女性から、おそらく「へうげ」から来たんだろうなあという若者まで、年齢層の幅広い展覧会でしたね。
これがまた、お腹いっぱいになる美術展でして、地下に歴史的な書状とか、名物(荒木村重の唐草文染付茶碗が徳川美術館から来ていたのですよ!)とかいろいろあって、茶室の再現もあって、もうじっくりたっぷり見たのです。そして上がってみたら、1階には焼き物とか茶杓とかの茶道具がずらりと・・・うわーこれはもっとじっくり見るべきだったけど、もう体力が残ってないよう~(> <)という状態に。
すごくよかったです。あーこれはお茶の友達ともう一回来たい(無理だけど)。でもそしたら丸々1日くらいかかりそうでしね。それだけ充実した内容でした。さすが地元!

よかったので、ついついサイフの紐がゆるんでしまって、散財しました・・・
これまたいいグッズを出しているんですもの~
袱紗ばさみは前から欲しかったので買ってしまった。お濃茶・薄茶も上田流のお好みでのが売ってあって、お菓子もあって、これはお茶やってる人には罠だらけでございました。お茶の先生のお土産にはお香を買いました。あとミニブックを自分の勉強用に。あとクリアファイルとかポチ袋とか。いかん、理性がかなりヤバかった。みんなセンスいいんですもの。
もちろん展示もすごくよかった。やはり一番印象に残ったのは宗箇が作った茶碗「さても」。内側はやわらかいのに外側のエッジの立ち方がすごい。さすが武将茶人だなあと思いました。茶杓も利休から織部まで見ることができました。眼福ー。竹一重切花生が何種類かあったのですが、どれも「すばっ」と切っていて、利休好みとは違う魅力がありました。茶室も興味深かったなあ。一度上田宗箇流のお茶席に行ってみたいですね。
帰ってもう一回「へうげもの」読んでみなければ。(今回は「生爪」は来てなかったです)それにしても、図らずもこれから先の予習をしてしまったなあ。まあ史実だから知っていた方が面白いと思いますけどね。関ヶ原、どう決着がつくのかとても楽しみです。
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