さらば復讐の狼たちよ
仕事が盆シフトだったので助かったー
行って参りました。「さらば復讐の狼たちよ」
中間、思ったより遠かった・・・(都市高速が苦手なので余計に)1時間弱くらいなんですけどね。
そして・・・ほんっとーーーに貸し切りでした(泣笑)ある程度予想していたけど、ホントに贅沢に見させていただきました。思う存分堪能いたしました。もう明日には終わっちゃうんだけど、九州地区のみなさん、見てみてー(遅い)
以下いろいろネタバレなどありますので畳みます
原題が「譲子弾飛」なので、そっちの方がらしいと思います。
チョウ・ユンファが主演で、「復讐」とかついてるから、どーしても「男たちの挽歌」をイメージしてしまうのですが、どっちかというと風刺劇的な映画だったと思います。今の中国のみなさんに沿った内容で、きっと本国の方は拍手喝采したんだろうなあ。久しぶりに香港とか外国資本の入ってない中華映画だったんで、体が慣れるのに時間がかかりました(笑)そうそう、こんな感じだったよ>中国映画。 展開が早くて、えええそこでこう来ますか!っていう内容もてんこもり。容赦なく結構人が死にます。でもコメディタッチで軽いですけどね(それはそれでどうよとも思う。まあ時代設定が1920年だそうですから)
そしてどー見てもアバタのチャンが主役ですよね!?姜文さん、監督も主役もバリバリやってますんで、私的には大満足ですわ。かっこいいー!チャンとホアンの対決が見物です。二人とも食えないオヤジ(誉めてます)。もうちょっとお互いに認め合う感じが出てるとあのラストがよりいい感じになるんだけどなあ(個人的な見解)でも、ああやってとことんまで憎しみ合うのがこの二人には合っているとも思います。チャンの弟たちがみんなかわいいです。女性陣強いし。
チャンがマーの夫人(カリーナ・ラウ)と偽りの夫婦になって、同衾する場面があるんですが、彼女に銃を渡して「何かあったら撃っていいから」と自分はさっさと布団に入ってしまう姜文さんかわいい・・・!そしてマー夫人、かっこいい!(笑)チャンとマーの関係がまたいいですね。原作を読みたくなった。原作は馬識途の「盗官記」だそうです。短編だそうで、どっかに訳本はないかなあ。
この映画、いろんな見方があると思いますが、チョウ・ユンファ好きの友人には敢えて勧めません。私がチョウ・ユンファのイメージが「挽歌」くらいのせいだと思うのですが、いろいろびっくり。特に2役やるので、いろんなチョウ・ユンファが見られます。どんな彼でも見たい!という方にはオススメします。姜文さんファンの方は行って損はしないと思うけど、みんな濃い人ばっかりで(笑)すんごい胸焼けするかもしれません。清朝末期は狼ばっかりさ!ド兄羊のよーな清涼剤が欲しいと思ったのはナイショの方向で。
姜文さんの他の映画も見てみたいなーと思わせてくれた映画ですね。割とソソ様とイメージが被るので、そういう意味では安定感の演技でした。悪いヤツなんだけど憎めないよねえ。最後残されるところとか、シンクロするところが結構あります。
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