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2013/05/03

フランシス・ベーコン展

ベーコン展
そして、本日のメイン・国立近代美術館の「フランシス・ベーコン展」へ。
ベーコン、好きなんですが、まとまった作品を見たことがなかったもので、今回の展覧会はとても楽しみでした。作家に愛される作家さんですよね。映画監督(クローネンバーグとかリンチ)とか、ジャコメッティとかウォーフォルとか。ちょっと一般の方にはおすすめできない部分もあるんですが、あの内臓感覚というか、内面を抉り出す感覚がすごいなあと。
熊川哲也さんが解説をされていて、ちょっと驚きました。どうもダンサーの皆様にもインスピレーションを与えるらしく、踊りの映像上映もあったりして。何か感じるものがあるんでしょうね。肉体的なものとか精神的にとか。
作品は、色がとてもきれいで、意外に画面がフラットなので驚きました。ピンクがきれいなの。
写真を積極的に使ったというか、写真からのオマージュとかが多いのは、なんだかもう現代作家的考えだなあと思いました。アクリルガラスを用いた額装が多かったのも、ベーコンの考えだそうで、面白かった。

芸術新潮
なんだか感想が言語的にまとまらない(笑)でもすごいよかったです。ぐにゃぐにゃ来ました。面白かったー

画録をどうしようか迷ったのですが、もうちょっと時代が前のものや、いろんな作品が見たかったので、結局「芸術新潮」を購入。いろいろと補完することができました。
ここでの解説が、ちゃんと写真入りで分かりやすかったのと、ベーコンを様々な角度から解説するのがよかったです。女性陣のトークも面白かった。
後、帰ってから日曜美術館のベーコン特集見たんですが、これが出色のできでした。ロンドンのベーコンツアータクシーとか乗ってみたいなあ。ゲイカルチャーにちゃんと言及したのもよかったです(これは新潮もちゃんと書いていた)
神を信じなかったというベーコンですが、どこかで強烈に意識していたような気がします。そして墓も作らなかったベーコンの強烈な生き方がすごい。
「人生は楽しめ」
いろんなメッセージをいただきました。
まだ再放送あるので、まだの方は是非。

ベーコン作品は生もいいけど、画像や写真で見ても、違和感ないのは、その精神性ゆえか、写真からのイマジネーションゆえか。ちょっと考えると面白いですね。

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