« 出張ランチ(周南・辻) | トップページ | 諸星大二郎原画展! »

2013/11/16

印象派を越えて点描の画家たち展

印象派を越えて
この土日はなんとまた東京遠征・・・アホや自分・・・!
まあやらない後悔よりやった後悔の方がいいよね、と行って参りました。

まず午前中でこちらに。
「印象派を越えて、点描の画家たち」展
国立新美術館

クレラー=ミュラー美術館の所蔵品がメインで93点ほど来日した作品です。

これ、タイトルに苦労したんだろうなあ。チラシはゴッホの「種まく人」で、「ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」というサブタイトルをポスターに入れ込んでいます。やっぱりゴッホは人気だからねえ。
ただ、印象派から新印象派という流れから後期印象派、そして抽象派までの流れを「点描」というキーワードでうまく紹介していると思いました。私もこのへんの流れには興味あるので、これは行ってみたかったの。

そしたら、点描法が当時すごく一斉に流行ったこと。実は点描法はものすごい精密な技法で、ゴッホは合わなくて、よりダイナミックな筆致に移行したこと。モンドリアンの抽象化にとても点描法が影響していること。などがわかって、大変勉強になりました。セザンヌとの関わりがもう少し出ていたら、より現代絵画への道筋が分かったかなというところです。

目玉の絵画を絞り切れていないせいか、ちょっとお客さんの入りは少なめだったかも?でも日曜美術館に取り上げられていないので、取り上げられたら人が増えるかもしれませんね。
まあゴッホやモンドリアンがじっくり見られたのと、色彩の勉強になったので満足です。

それにしてもクレラー=ミュラー美術館のコレクション、すごいなあ。オランダの美術館に行ってみたくなります。あの広大な空間にいろんな美術が展示してあって、これ1日ぼーっと見ていたいですね。コレクションした夫人の先見性もすごいと思います。アドバイザーとの信頼関係だよなあ。

ちょうど同時期に日展もやってたけど、書道のあれはどうなったんだろうとヒトゴトながら心配してしまった。

|

« 出張ランチ(周南・辻) | トップページ | 諸星大二郎原画展! »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 印象派を越えて点描の画家たち展:

« 出張ランチ(周南・辻) | トップページ | 諸星大二郎原画展! »