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2015/05/24

映画・百日紅

百日紅
Hちゃんちにお泊まりさせてもらって、この日は念願の「百日紅」!
んもう、杉浦日向子さんの大ファンで!
「合葬」も好きですけど、マイ・フェイバレットは「百日紅」なんです。
北斎がいいんですよ~

パンフレット
よかったのでパンフも買いましたv
ちょっといろいろと思うことがあるのは畳みます。

この日はお好み焼き食べて帰って仕事しましたー。あーでもいいリフレッシュになりました!

<以下、原作ファンから見た映画「百日紅」感想>
映画よかった!人にはオススメしません~

私は原作のどこが好きだったかというと、やはり北斎のでっかさ、なんですよね。「紙くず絵師」の誇りに生きた、人間北斎のでかさがすごかった。
それを娘のお栄の目を通して見るのが、よかったと思うのです。お栄も絵描きですからね。
そして絵描きのどうしようもなさとか、生き方が下手な様子とか、そのへんひっくるめて愛しかったのです。

映画では、どっちかというとキレイな江戸のお話になってるので、初見の人には見目いいけど、何か物足らないというか・・・
映画はお栄ちゃんが主人公になってて、北斎があまり描かれなかったのが惜しいなあと。
絵師としての善ちゃんとか国直のすごさが出ていなかったのが、個人的にどうしても!(国直と善ちゃんのエピソードとか、滝夜叉の話とかカットで、直さんがただのお調子者になってるのが惜しくて)

お栄ちゃんが杏ちゃんだったのですが、どうも原監督からのオファーだったらしく、監督の頭の中ではお栄ちゃん=杏ちゃんになっていて、なんか違うんですよね~
しょーがないけど、お栄ちゃんは「化十」であって欲しかったなあと(かなりかわいく描かれています)

あの杉浦さんの線をアニメにするのはやはり難しいんでしょうね。なんだかんだで「かぐや姫」はすごいんだなあという話になりました。

ちょっと見た後、欲求不満になって、家に帰って原作を読んでしまった。あーやっぱ原作いいなー
監督はすごいファンで、最初の単行本のラストが「野分」だったので、あのラスト以外は考えられなかったと。私は遅れて見た文庫派なので、そのへんも違うのかもしれませんね。
いろんな人の「百日紅」見て見たいです。
(でも原作ファンだったんならやっぱ最初は「番長の生首」と「ほうき」から始めて欲しかったり・・・あれすごい構成の話だと思うの!)

あ、これで大田美術館を知ったので、今度行ってみたい!
絵はとてもキレイだったので、映画館がオススメです。

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